Appleが昨年4月に発売した12インチ「MacBook」は、極限までインターフェイスを削ぎ落とした上に新しいUSB-Cポート1基のみを搭載した、超エクストリーム・ポートレスプレイを楽しませてくれるMacとして名声を得ており、私もかれこれ1年愛用しています。
今年4月には、そのエクストリームさを踏襲してローズゴールドモデルを追加した第2世代がリリースされるなど、Appleのラインナップでも地位が確立されつつあります(今後は知らないけど)。
その極限さゆえに、その他のMacでは当たり前のように使えるHDMIやUSB-A、Thunderbolt、SDカードスロットなど様々な機能が使えない本機ですが、代わりに、こいつでしかできないこともあります。
そしてその機能は、旅行中に超役立ちます。
◯USB電源アダプタで充電しちゃう
MacBookシリーズにはAppleの電源アダプタが付属しますが、以前より小型になったとは言え、外出中にかさばることに変わりはありません。今どき、スマートフォン用充電アダプタと別にPCのものを持ち運ばなければならないなんて嫌だ!旧世代だ!
ご安心ください。MacBookは最先端です。たった1つしかないUSB-Cポートはパワフルで、USB電源アダプタ側がUSB PD(Power Delivery)に対応していれば、Apple純正アダプタでなくてもMacBookを充電することができます。例えばこの製品。
このアダプタ1つで、その辺に転がっているスマートフォンと一緒にあなたのMacBookを充電することができます。この場合はMacBook付属のUSB-C to Cケーブルが最適です。もちろん、USB-C PDに対応している他のケーブルでも充電できます。
他方で、私は通常のUSB-A電源アダプタを使っています。製品にもよりますが、充電自体は可能です。例えば、下のアダプタを使って充電しています(おそらく非推奨ですが)。このような製品を使うと、本当にスマートフォンとMacBookを同じアダプタで充電できるようになるので、旅行の荷物も最小限にできます。
◯モバイルバッテリーで充電する
モバイルバッテリーでノートブックを充電する、というのがもはや当たり前になるのが12インチのMacBookです。一昔前(というか、そのほかのMacBook)では、大きなバッテリーにフライトアダプタなんかを繋いで、なんとかMagSafeで充電しようと努力するものですが、MacBookは普通のモバイルバッテリーにUSBケーブルだけでOKです。
一定以上の高出力に対応したモバイルバッテリーだったら、どのようなサイズでも充電できます。下のようなコンパクトなサイズ感のバッテリーパックもMacBookの充電に対応しています。
製品説明によると、4時間〜5時間でMacBookを満充電できるようです。鞄の中のノートブックをモバイルバッテリーで充電しながら移動する、ということが普通にできてしまいます。
モバイルバッテリーでの充電については、以前記事でレビューしたので併せてそちらもご覧くださいませ。(→レビュー:MacBookを6時間延長可能な約6,000円で買える「PowerCore+ 20100 USB-C」)
とにもかくにも、持ち物を減らしたい。超コンパクトなMacBookユーザーはいつでも思っていることだと思います。それゆえに、MacBookには様々なチャージングソリューションが用意されているという、おはなしでした!