レビュー:コストパフォーマンスモンスター「ZenFone 2 Laser (ZE500KL)」

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8月上旬、ASUS JAPANからAndroidスマートフォンの新モデル「ZenFone 2 Laser (ZE500KL)」が発売された。RINGO-SANCOでは、同社からのスマートフォン提供に伴うレビューを掲載している。前回までは、前モデルのZenFone 5とZenFone 2 Laserを比較してみたり(→記事はこちら)、台湾旅行でデュアルSIMスロットを体験したことを書いてみた。(→記事はこちら

ZenFone 2 Laserは、人気のSIMロックフリースマートフォン「ZenFone 5」の後継機種で、同じく5インチディスプレイを搭載する。同社が2015年4月にリリースしている5.5インチの「ZenFone 2」が性能怪獣と呼ばれるハイエンドモデルとすると、ZenFone 2 Laserはその流れを踏む5インチのミドルレンジモデルとなる。

今回は、ZenFone 2 Laserを2ヶ月ほど使用してみて、「買いだ!」と魅力を感じるポイントから、「どうにかして!」という不満まで、忌憚なくまとめてみる。

 

◯コストパフォーマンス・モンスター

ZenFone 2 Laserは、5インチのHDディスプレイを搭載したAndroid 5.0.2(Lollipop)スマートフォンで、16GBのストレージを内蔵している。CPUには、Qualcomm「Snapdragon 410」1.2GHzクアッドコアプロセッサを採用しており、メモリも2GBだ。

直販価格は27,800円(税別)。

スマートフォンはここまで安くなったのかと感動する。従来も格安スマートフォンというカテゴリは存在し、1万円を切るモノも登場しているが、性能や質感は価格相応で万人に薦められるほどではなかった。

他方、先日発売したAppleの「iPhone 6s」シリーズも例年により大人気なようだが、SIMロックフリーモデルの価格は為替の関係で高騰しており、16GBモデルの販売価格はオンラインストアで86,800円(税別)。ZenFone 2 Laserを3台買って、まだお釣りがくる。スペックが全てだとは思わないが、決して見劣りもない。

ハイエンドモデルのZenFone 2が「パフォーマンス・モンスター」と称されるならば、ZenFone 2 Laserは「コストパフォーマンス・モンスター」と言える。

 

◯LTEデュアルSIMスロット

近年、SIMフリースマートフォンを中心に「デュアルSIM」が搭載されていることが多い。先のレビュー記事でも触れたが、デュアルSIMとは、SIMカードを2枚装着することが可能で、その2枚のSIMカードを使い分けられる機能のこと。

仕事とプライベートの電話番号を分けている場合、海外出張や旅行が多い場合、格安SIMカードを併用している場合に有効で、メインはドコモなどMNOのSIMカードを使っているが、月末にデータ通信量が厳しくなると、スロット2の格安SIMに切り替えて使用する、といった活用方法も想定できる。

さらに、ZenFone 2 Laserが優れているのは、いずれのスロットもLTEに対応しているということだ。「デュアルSIMだけど、1つは3G」という機種もあるなか、どちらでも気兼ねなくSIMカードを挿せるのは重宝しそうだ。SIMカードを切り替える際に端末を再起動させる必要がないので、台北で使用した際もシームレスに利用できた。

 

◯プリインストールアプリは改善を

良いところばかり並べると如何にもPR記事っぽいので、若干のマイナス点も。

ここで指摘したいのはプリインストールアプリのこと。メーカー直販のSIMフリースマートフォンは、キャリア版のスマートフォンと違って下手なカスタマイズが施されていないシンプルさ、というのも求めたいところだが、ZenFone 2 Laserにはご親切にも様々なメーカーアプリがプリインストールされている。

設定の項目で管理すればいいだけのような「省電力」「システム更新」「バックアップ」などから、カメラの中に含めたらすっきりするのに「ミラー」機能アプリまで存在し、もろもろ混雑しているのだ。アプリをアンインストールできれば勝手も良いのだが、殆どのASUSアプリではそれを許してはくれない。

SIMフリースマートフォン(とMVNO)は、いまや一部のアーリーアダプター層から、一般向けに広がりをみせつつある。そういうときに、スマートフォンの中身は出来る限り分かりやすいように作って欲しい。あまりに多くの謎のアプリが乱立する状態はあまり好ましいとは言えない。

 

◯まとめ

今をときめくiPhone 6sは、メインカメラとインカメラをそれぞれ1200万画素/500万画素に向上させ、ZenFone 2 Laserの1300万画素/500万画素に近づいた。ただ、前述のとおり、3倍強の価格で販売されている。

このコストパフォーマンス・モンスター「ZenFone 2 Laser」は、SIMフリースマートフォンを気軽に始めるために最適な価格帯と、買った後に機能面で後悔することのないパワーを兼ね備えていて、様々なレイヤーのユーザーに薦めたくなるスマートフォンだと感じた。

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About Author

RINGO-SANCO オーガナイザー。ガジェット好き。携帯電話を専門に、Appleのスマートフォン戦略やその他のメーカーの動向を追いつつ、様々なスマートフォンをレビュー。ポッドキャスト「ミリオン・ドッツ」メンバーも務める。

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