RINGO-SANCOでは、HTC NIPPONからau向け最新スマートフォン「HTC J butterfly HTV31」をお借りしたので、複数回にわたって製品レビューを掲載している。前回は、写真レビューでHTC J butterflyの特徴を追ってみた。(→レビュー)
HTC J butterfly HTV31のディスプレイ上下にはデュアルフロントスピーカーと呼ばれるステレオスピーカーが搭載されている。前モデルのHTL23など従来モデル引き続き採用されている機能だが、スピーカーホールを大きくすることで、よりクリアな音質になったという。
HTC J butterflyのデュアルフロントスピーカーにはDSPアンプを内蔵し、出力レベルをリアルタイムに監視。音楽や映画などの動画の周波数特性をコントロールしてバランスを保っている。
最近、YouTubeであるお笑い芸人の動画を観るのにハマっていたりする。普段はiPhone 6を使っていたが、そういえばこの機能!と思ってHTV31で試してみた。
結果は驚くべきほど違いが顕著で、普段聞いているiPhone 6のモノラルスピーカーと比べるとステレオスピーカーがいかに臨場感と音質を向上させるのか、その威力を改めて認識した。
しかもドルビーオーディオに対応しているので、YouTubeなどの再生で「シアターモード」を選択した場合、バーチャル5.1chサラウンド効果を得られるという。最大限の効果を受けるためにはイヤホンが必須だが、スピーカーからの音も頭の周りを行き来しているかのような感じを受けた。
写真=Galaxy S6
Galaxy S6やiPhone 6も含めてライバル機は写真のようなシンプルなモノラルスピーカーを搭載していることが多い。それは必要十分であるが、HTC J butterflyのデュアルフロントスピーカーを一度試してしまうと、物足りなさを感じざるを得ない。
そもそもボトムに搭載されているスピーカーは動画の視聴には適していない。音の向きはディスプレイに対して正面でなければならない。もちろん、どの機能に軸を置くか、という基準でもあるが・・・。
HTC J butterfly HTV31は、その点で確かに「あきないスマホ」といえるだろう。
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