NTTドコモとローソンは、それぞれ5400万人のユーザーと1万1000店のローソン店舗における利便性とサービス向上を目的とした業務提携で合意したと発表しました。
今年6月より、ドコモのDCMXおよびDCMX mini(2015年12月よりdカード、dカードmini)ユーザーがローソンで決済した際に3%割引とするほか、12月からはローソンにおける買い物で「dポイント」が100円毎に1ポイント付与されます。同率で使用することができます。
dカードでの決済ではクレジットカード側のポイント最大1%が付与されるため、実質5%相当の割引を受けられるとしています。
また、Pontaカードとの同率での相互交換も可能となります。
ドコモの発表会には、ローソンの玉塚元一代表取締役社長も登壇し、6000万ユーザーを持つPontaカードおよび1万1000店のローソン店舗を強みとして、業界1位の契約者数を持つドコモと提携することによる相互送客効果を期待していると述べました。
なお、玉塚氏は、将来的にローソン店舗にミニドコモショップのようなショップインショップを設けることも検討したいとしました。
発表会場には、ローソン店舗を模した展示があり、実際のレジにおけるDCMX決済割引をアピールするPOPの様子などを体験することができました。
〜質疑応答〜
質疑応答において、激化するポイントサービスの他社陣営との差別化を聞かれたドコモの加藤社長は、クレジットカードを先駆けて10年やってきた経験やドコモの会員数を挙げ、dポイントの提携拡大を進めたいと述べました。
dポイントの提携については、1業種1社などにこだわらず、既存で非接触端末を持つ店舗やサービスに声をかけて拡大していく方針とのことでした。
また、相互の情報共有について玉塚社長は、マーケティング情報などの顧客情報はシェアしたい考えで、今後具体的なところを詰める作業を行うとしました。