レポート:クリスタルの正統な後継機「AQUOS CRYSTAL X」

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先日、ITmediaにて開催されたソフトバンクモバイルから12月以降に発売されるシャープ製Androidスマートフォン「AQUOS CRYSTAL X 402SH」に関する説明会に参加したので、RINGO-SANCOでレポートします。

 

スペックとデザイン

AQUOS CRYSTAL Xは、ディスプレイに「フレームレス構造」を採用した5.5インチフルHD(1920×1080ピクセル)S-CG Silicon液晶を、OSにAndroid 4.4.4(KitKat)を、CPUに2.3GHz クアッドコアプロセッサ「MSM8974AB」を採用するハイエンドスマートフォンです。

 

メインカメラは1310万画素、フロントカメラは120万画素センサーを採用します。また、ハーマン社のサウンドエフェクトエンジンを搭載するほか、ワンセグやおサイフケータイなどの国内向け機能も搭載します。

ソフトバンクが年内にサービスを開始するVoLTEサービス「HD Voice」にも対応しています。

 

 

8月末に共同調達モデルとして発売された「AQUOS CRYSTAL」と同時発表された後続機ということもあり、AQUOS CRYSTAL Xのデザインは、同モデルをほぼ踏襲しています。

フレームレスでクリスタルディスプレイと言われている超狭額縁のディスプレイもそのまま特徴として健在です。

 

「フレームレス」へのこだわり

 

私は以前から「狭額縁は正義」と申しておりましたが、シャープの担当者も他社の5.5インチモデルとの比較において、AQUOS CRYSTAL Xがいかに大画面を維持しつつ、ポケットに自然に収まるほどの大きさに仕上がっているかを力説します。

他社比較の図も、サイズから某人気の大画面スマートフォンであることは一目瞭然です。

 

 

ただ、担当者が遠慮しがちに映し出した曖昧な図では伝わりづらいかもしれないので、私が実写で再現してみました。

左がAQUOS CRYSTAL X、右がAppleの「iPhone 6 Plus」です。いずれも同型のディスプレイですが、筐体の大きさの違いは明らかです。

 

これは、AQUOS CRYSTAL Xの画面占有率84.4%が成し遂げられる技で、いかにiPhone 6 Plusのディスプレイの上のほうが(もしくは下のほうが)ユーザーにとって無駄なスペースであることにも気付かされます。

 

 

AQUOS CRYSTAL Xのフレームレスの狭額縁デザインは徹底しています。

ディスプレイの周辺にクリスタルカットを施しているので、この角度がレンズ効果となり、より大きな画面に見せることにも寄与しています。

 

このクリスタルカットの開発段階のサンプルを見ましたが、何1o通りのカットを試して最も効果的だった角度が最終的な採用に至ったとのことです。

 

 クリスタルを活かした機能

 

AQUOS CRYSTAL Xのフレームレスデザインは、なにも美しく魅せるためだけのものではありません。

実はこのエッジの部分にはとても便利な機能が隠されていました。

 

担当者によると、ユーザーはスクリーンショットを撮る回数が多いようで、20代の3割は毎日スクショを撮っているという調査が出ているとのことです。なるほど、私も含めてですが、その年代はゲームのレア系ゲットでスクショを撮ったり、ブックマーク代わりにスクショを撮ったりというシーンはたしかに多いです。

その上で調査では、不満点としてiPhoneや他のAndroidスマートフォンに代表されるスクショの撮り方である2ボタンの同時押し、これが使いづらいという点も出ていました。

 

 

そこで、上の写真になりますが、AQUOS CRYSTAL Xではディスプレイ上部のエッジをなぞるだけで簡単に画面を「切り取る」ことができます。

ただ画面を切り取るだけでなく、URLなども保存される点はお店のメモなどに便利だと感じました。ちなみに逆になぞるとビュアーが起動してすぐに閲覧することもできます。

 

選び抜かれたカラーバリエーション

 

共同調達モデルの「AQUOS CRYSTAL」ユーザーでもある私にとって、AQUOS CRYSTAL Xはおサイフケータイに対応しているという点で魅力そのものですが、1点残念だったのは柔らかい系のカラバリで豊富だった先代に比べると、AQUOS CRYSTAL Xはブラック、レッド、ホワイトの3色になり、全体的に落ち着いた雰囲気に色変わりしました。

こちらについては、おそらくAQUOS CRYSTALとはターゲット層が異なるということでしょうが、それでも上記写真のように開発段階で様々な筐体カラーを試し、調査を積み重ねた結果の3色だけあって安定感があります。ただ、パープルは欲しかった!

 

 

背面パネルのデザインにも様々なパターンを検討したそうで、レザー調の柄なども含まれています。

AQUOS CRYSTAL Xがトータルのデザインで如何に妥協を許さなかったのかが伺い知ることができます。

 

スマホが話しかけてくれるエモパー対応

 

エモパーは、シャープが開発した人工知能「ココロエンジン」をベースにスマホ向けに新しく開発された機能で、ドコモの秋冬モデルから搭載されていますが、ソフトバンク版にもついにAQUOS CRYSTAL Xから搭載されます。

 

同機能をざっくり紹介すると、これまではユーザーが何かを聞きに行って(調べに行って)スマートフォンが機能するという流れだったものが、エモパーでは、ユーザーの行動を分析し、適切なアドバイスやアテンションを自らアクションします。

 

 

青山霊園が観光スポットかどうかはともかく、近場の有名な場所をさり気なく教えてくれたり、ユーザーの日々の生活の中で自宅と勤務地などを認識していき、通勤前に天気を教えてくれたり、就寝前にアラームがオフになっていたら教えてくれたりします。

 

エモパーの機能は「揺りかごから墓場まで」感情をもって接してくれるので、修理の際などもセキュアーな状況のもと、これまでの思い出などの記憶をmicroSDカードなどで移行することもできます。

 

 

ユーザーの位置情報を使用するため、もちろんセキュリティにも対策を講じており、利用開始にあたっては規約同意が必要になります。

また、得られたデータを他のアプリケーションで使用することはないそうです。

 

シャープ担当者によると、エモパー機能はAQUOS CRYSTAL Xといったハイエンドモデルのみならず、今後は基本的には全モデルに標準搭載していきたいと述べていました。

 

おまけ(カメラ機能)

 

スペックに関する項目で記述した通り、AQUOS CRYSTAL Xのメインカメラは1310万画素カメラで、AQUOS CRYSTALの800万画素カメラから順当に進化しています。

 

そこで気になるのは、シャープのドコモ向けスマートフォンが認証を受けた、リコーイメージングのモバイル機器メーカーを対象としたカメラ画質のコンサルティングや審査、認証を実施する「GR certified」の取得についてですが、同認証については今回は様々な事情で取得していないそうです。

 

ただし、カメラ画質にも絶妙なバランス調整などを施しているそうで、担当者の方は自信を持たれていました。

 

 

 

12月以降に発売される、ソフトバンクのAndroidスマートフォンとしてはもっともハイエンドのAQUOS CRYSTAL Xには、フレームレスデザインの近未来感はもちろん、ワンセグやおサイフケータイなど国内スマートフォンとしてのテンプレートと言える機能を標準搭載しているということもあり、万人受けする優しいスマートフォンに仕上がっていると感じました。

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About Author

Ryu

RINGO-SANCO オーガナイザー。ガジェット好き。携帯電話を専門に、Appleのスマートフォン戦略やその他のメーカーの動向を追いつつ、様々なスマートフォンをレビュー。ポッドキャスト「ミリオン・ドッツ」メンバーも務める。

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