レビュー:本日発売開始の「iPhone 6」

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Appleが、本日、新しいiPhoneシリーズの「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」を10の国と地域で発売しました。

 

 

2007年の「初代iPhone」以降、2011年の第5世代となる「iPhone 4s」まで3.5インチのディスプレイサイズを維持し、2012年「iPhone 5」と2013年「iPhone 5s」「iPhone 5c」で4インチディスプレイに拡大したAppleは、2014年、満を持してiPhoneの大幅な大画面化に踏み切りました。

4.7インチのiPhone 6と、5.5インチのiPhone 6 Plusの2製品をラインナップ。昨年に引き続き複数モデルを投入しました。販売モデルは一気に4機種になり、従来の少数ラインナップ態勢は完全に見直されたようです。

 

大画面のiPhoneは、2013年よりも前から噂に取り沙汰されていましたが、今回、ほぼ予定通りのサイズで市場投入されたカタチです。

 

ここでは、先ほど入手したiPhone 6の発売日レビューを掲載します。

 

1. 化粧箱デザイン

 

iPhoneの化粧箱は、例年ではメイン画面を写した筐体写真のプリントがトップにデザインされていましたが、今回、iPhone 6とiPhone 6 Plusの化粧箱では、完全に真っ白なデザインを採用し、表面には「iPhone」という文字以外は何も描かれていません。

ただ、そこにはiPhoneの縁取りをエンボス加工した雰囲気のみがデザインされています。

 

iPhone 6とiPhone 6 Plusで、ディスプレイの大きさに応じて化粧箱の大きさは異なりますが、外観は揃いのデザインを採用しています。

 

2. iPhone 6とiPhone 6 Plusの付属品は?

 

iPhone 6とiPhone 6 Plusの付属品は共通で、さらに従来のiPhone 5sとiPhone 5cとも共通の「Apple EarPods with Remote and Mic」「Lightning - USBケーブル」「USB電源アダプタ(5W/1A)」が同梱します。

各モデルの電池容量は非公表ですが、iPhone 6 Plusは連続待受時間が最大16日間となっていることからも、より大容量の充電池を採用していると推測されますが、付属のUSB電源アダプタは従来と同等仕様となりました。

 

 

3. 曲面ガラスの曲がり具合

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2年ぶりの大幅なデザイン刷新を実現したiPhone 6の最大の特徴は、縁までラウンドした曲面ガラスの初採用です。

よく見ると、ディスプレイ部分からエッジに入ったところで緩やかにラウンドが始まっていることが分かります。

 

これまで縁の部分のみラウンドすると思われていたディスプレイ面ですが、ディスプレイ表示領域以外のかなり広範囲が曲面ガラスになっているので、ギリギリにカットした普通の液晶保護シートは、エッジに気泡が入って浮いてしまうと思われます。

 

 

このラウンドエッジのディスプレイから連なるように側面に続くシームレスデザインにより、大画面化しても一定の持ちやすさを維持しています。

 

4. カメラ機能とリングの突出


 

デザイン面のもう1つの特徴はカメラリングの突出。

この部分には賛否があるようですが、iPod touch (5th generation)に採用されたカメラリングと同様の雰囲気で、薄型筐体の構造上、こうしたデザインになるのは致し方なかった、そのように見受けられます。

 

ここで少しだけAppleの擁護を。

Appleは「完璧主義」と思われがちですが、少なくともデザインに関してはこれまでも幾度と無く妥協しています。

 

例えば、iPod touchやiPadは背面にメタル素材していますが、電波の通りが良くするために一部分を比較的目立つデザインでポリカーボネートにしています。

また、iPhoneシリーズでも同様です。iPhone 4とiPhone 4sのメタルフレームは電波問題のため、当時は「Appleらしくない」とまで言われたDライン(電波通し用)を側面に多数設けました。それは今回のiPhone 6とiPhone 6 Plusの背面パネルを見ても明らかです。

カメラリングの件で前述したiPod touch (5th generation)には、iPod touch loopのための収納式のストラップホールがあります。

 

このように、Appleが性能とデザインのバランスの上で妥協することは珍しくはありません。

このリングには、もしかすると公表されていない利用方法も存在するかもしれないので、現時点ではこのくらいで。

 

 

話をカメラに戻します。

 

Appleが「新しいiSightカメラ」と称するメインカメラは「Focus Pixels」センサーによる高速化したオートフォーカス機能を除いては、基本的にはiPhone 5sと同等のスペックを維持しました。F値2.2の800万画素裏面照射型センサーに、5枚のレンズで構成されています。

iPhone 6 Plusのみ、光学手ブレ補正を採用しており、静止画時の自然な手ブレ補正には絶大な効果を発揮しており、過去のiPhoneに類を見ない安定した絵を撮ることができるようになりました。

 

また、iOS 8の新機能として、スローモーションビデオやタイムラプス動画の撮影機能を搭載していますが、iPhone 6とiPhone 6 Plusでは、スローモーションビデオで最大240fpsの録画に対応しています。

これまで以上のスローモーションで時を止めたかのようなシーンを記録することができるようになりました。

 

4. 大画面アクセシビリティの搭載

 

もはや片手ではディスプレイの上まで操作することがむずかしい5.5インチのiPhone 6 Plusと、同じく女性が片手で使うにはギリギリな4.7インチのiPhone 6には、画面表示を簡単に下げることができる「簡易アクセス」機能が標準で搭載されています。

この機能を利用するには、ホームボタンを軽く2回タップ(押し込まない)することで、いつでも簡単に利用できます。

 

従来から、大画面化に消極的だったAppleの言い分の1つが「大画面は指が端まで届かなくなる」という主張だったので、こうした機能を搭載することは大画面化の弊害へのソリューションでもあり、同社の苦肉の策でもあると思えます。

 

5. 初搭載のNFCで何ができるの?

 

 

今回、iPhoneシリーズとしては初めてNFCを搭載しました。Appleは、NFCを独自の決済システム「Apple Pay」で使用することを前提としているようですが、本来、NFCの機能は決済機能だけではありません。

例えば、NFC搭載のAndroidスマートフォンによるBluetoothオーディオ機器のペアリング方法では一般的な「Bluetoothハンドオーバー」は便利機能の1つですが、iPhone 6とiPhone 6 Plusでは使用できるのでしょうか。

 

結論から申し上げると、そのような使い方は現時点ではできません。そもそもNFCに関する設定項目がiPhone内に用意されておらず、ユーザーが容易にアクセスできるものではないと考えられます。

NFCの搭載は、あくまでも「Apple Pay」用ということになります。

 

 

まだまだお伝えしたいことは多々ありますが、取り急ぎ、発売日レビューをお届けしました。

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About Author

Ryu

RINGO-SANCO オーガナイザー。ガジェット好き。携帯電話を専門に、Appleのスマートフォン戦略やその他のメーカーの動向を追いつつ、様々なスマートフォンをレビュー。ポッドキャスト「ミリオン・ドッツ」メンバーも務める。

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