RINGO-SANCOでは、ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社およびソニーマーケティング株式会社が主催した、新製品のファブレット端末「Xperia Z Ultra」に関するアンバサダー・ミーティングにてお借りしたau版「Xperia Z Ultra SOL24」のレビューを随時掲載しています。
- Xperia Z Ultra SOL24:カラバリについて
- Xperia Z Ultra SOL24:先行レビュー(Reader Store / 電子図書券篇)
- Xperia Z Ultra SOL24:先行レビュー(電子書籍・Kindle篇)
- Xperia Z Ultra SOL24:先行レビュー(Wi-Fiモデルとの違い・機能篇)
- Xperia Z Ultra SOL24:先行レビュー(Wi-Fiモデルとの違い・外観篇)
さて、今回は電子書籍リーダーとしての「Xperia Z Ultra」について、約1ヶ月使用してきたユーザーとしての感想ベースでレビューしたいと思います。
1. 返却したくない
いまの率直な意見は「返したくない」に尽きます。Xperia Z Ultraのアンバサダーシードは今月末をもって終了し、私が1ヶ月試用していたリファレンス用のXperia Z Ultra SOL24は貸与品のため(当然)返却しなければなりません。
いやだ!この1ヶ月のモバイルライフスタイルを振り返ると、Xperia Z Ultraを持ち歩いておサイフケータイの決済をして、電車やバスで電子書籍を読んで(残念ながら主にKindle Storeですが)、なにか画像があるとGoogle+にシェアしていた「写真」を閲覧するためのビュアーにもなっていました。
この6.4インチという絶妙なサイズ感についてはさんざん書いてきましたが、やはりその通り。一般的なブリーフケースやトートバッグの外ポケットはもちろん、小さめのショルダータイプのバッグでも、なんとサブポケット側に入ります。当然、パンツのバックポケットやジャケットの内ポケットも問題ありません。
まさにこの1ヶ月、通勤に週末のお出かけ、出張の機内やホテルなど苦楽やホビーを共有した「ファブレット端末」でした。
2. 読書したくなる端末
Xperia Z Ultraが新書サイズで扱い易いという話は以前も紹介しましたが、ここでも繰り返させてください。その他のNexus 7など、7インチのタブレット端末では実現できないワンサイズ下のホールド感が心地良く、いつでも気軽に「ポータブル」できる大きさなんです。
比較すると、Appleという米国メーカーのiPad miniという売れ筋タブレット端末があります。しかしながら、iPad miniは微妙なサイズの7.9インチ、しかもアスペクト比4:3のため横幅が広く、何度触ってみても絶望的に持ち歩きしづらいというのが率直な感想でした。
おかげさまで、Xperia Z Ultraのサイズ感は、私に最近遠ざかっていた読書というホビーを再び与えてくれたようです。この1ヶ月の間、Xperia Z Ultraで読了した書籍は6冊、個人的にはかなりのハイペースです。
前述のとおり、通勤バスでも電車でも、休日のお出かけでも、出張の移動時も場所を選ばず気軽に手にとって電子書籍を読める、これはソニーモバイルの思惑通り、最高の電子書籍リーダーと評価されても良いと思います。
前編はここまでです。べた褒めですが、率直な感想。後編(そしておそらくラスト)では、電子書籍端末としての「Xperia Z Ultra」についてのレビューの続き、そして今後の電子書籍端末としてのスマートフォン・ファブレットについて書き記したいと思います。