総務省、「端末購入補助」でドコモとソフトバンクに是正要請

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総務省は本日、NTTドコモとソフトバンクに対して、スマートフォンの端末価格に関わる端末購入補助の適正化を要請したことを明らかにしました。4月1日から適用される「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」にあわせて同省が実施した各社からの現状報告に基づきます。

ドコモ向け

ドコモは「複数台購入等の条件によってはスマートフォンの価格が数百円となるような端末購入補助が行われている」ことが認められ、同ガイドラインの「端末の販売状況等を踏まえて在庫の端末の円滑な販売を図ることが必要な場合、携帯電話の通信方式の変更若しくは周波数帯の移行を伴う場合又は廉価端末の場合」に限り、「スマートフォンの価格に相当するような行き過ぎた額とならない範囲で、端末購入補助を行うことができる」とする趣旨にそぐわないとしています。

その上で以下の点を要請しています。

ガイドラインの趣旨に沿って、端末を購入する利用者の負担が合理的な額となるよう端末購入補助の適正化を図ること。特に、ガイドラインの注釈5に示したとおり、機種変更の場合の補助の額は他事業者のMNPの場合の補助の額にも影響を与えることから、速やかに適正化を図ること。

注5 MNPにより端末を購入する場合の端末購入補助について、他事業者において機種変更する場合の補助と比較して、事業者の乗換えに伴って発生するスイッチングコスト(解除料、転出手数料及び新規契約事務手数料)相当額の補助の上乗せを行うことはあり得ると考えられる。この点を踏まえて、スマートフォンの購入に係る利用者の負担を全般的に合理的なものにするために、機種変更に係る端末購入補助の水準についても速やかに是正する必要がある。

ソフトバンク向け

ソフトバンクは「多くの機種においてスマートフォンの価格に相当する額以上の行き過ぎた端末購入補助が行われていると認められる」とした上で、以下の点を要請しています。

1. ガイドラインの趣旨に沿って、端末を購入する利用者の負担が合理的な額となるよう端末購入補助の適正化を図ること。特に、ガイドラインの注釈5に示したとおり、機種変更の場合の補助の額は他事業者のMNPの場合の補助の額にも影響を与えることから、速やかに適正化を図ること。

2. スマートフォンの価格に相当する額以上の行き過ぎた端末購入補助については、可及的速やかに是正し、その結果を書面により総務省に報告すること。

なお、ソフトバンクは本件に関して声明を発表しました。それによると、同社はシェアトップのドコモの機種変更時のスマートフォン価格と解除料を考慮すると、その価格と自社のMNP時の価格との間に相応の価格差がないと市場競争が減殺され、消費者にとって不利益を生じさせる恐れが高い、としています。

また、MNP時の割引については端末購入を条件としておらず、他社が提供しているデータ量のシェアプラン等と同様の通信料金割引の一種で、端末購入補助とは本質的に違う、と反論しています。

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Ryu

RINGO-SANCO オーガナイザー。ガジェット好き。携帯電話を専門に、Appleのスマートフォン戦略やその他のメーカーの動向を追いつつ、様々なスマートフォンをレビュー。ポッドキャスト「ミリオン・ドッツ」メンバーも務める。

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